エミール・ガレはアールヌーボー運動、ナンシー派の中心的なメンバーとして1878年のパリ万国博覧会を契機に活躍した天才芸術家で、ワイマールで哲学・鉱物学を学んだ後、今度はマイゼンタールのガラス工場でガラス造りの基本を学び、その後父の経営するガラス工場を手伝いながら、主な作品のランプ・花瓶に創意・工夫を重ね、自然界の万物を多くモチーフにしました。
1880年代迄のガレのガラスはアンティーク様式とヨーロッパ以外の外国の様式との融和を計り、特にランプ・花瓶にその特徴を生かした作品が多く見られ、その後も保守的・革新的な人々から愛されるガラス造形作品を作り続け愛好家を引きつけており、各商品はスフレ技法という、ベース色の上に更に1～2色のガラスを被せた、被せガラスの素材で、それをサンドブラスト彫刻で削りながらデザインに凹凸とグラデーションを持たせ、完成させて行く方法でランプ・花瓶・皿等の作品が作られます。
当社では高価な本物の作品の代わりに、同じ型吹きという方法で職人の手によって被せガラスの素材からサンドブラスト彫刻までを一貫して一つの工場で仕上げたレプリカ作品を直輸入しております。お求め易い被せガラス素材仕上げのガレランプをお楽しみ下さい。又、被せガラス素材は一つ一つが手作りの為、色や厚みの違いがあります。